デヴィッド・リンチ監督の最高傑作、マルホランド・ドライブのキャストや製作陣、見どころなどを一挙公開!
マルホランド・ドライブのキャストや製作陣
マルホランド・ドライブの制作陣や基本情報を押さえておきましょう!
監督・脚本:デヴィッド・リンチ キャスト:ナオミ・ワッツ ローラ・ハリング 2001年公開 製作国:アメリカ 世界興行収入99億円 受賞歴:カンヌ国際映画祭・監督賞受賞 音楽:アンジェロ・バダラメンティ
監督・脚本共にデヴィッド・リンチであります。マルホランド・ドライブのような作品の場合、恐らく監督と脚本家が別々だと表現するのは無理になる思います。リンチさんは両方できるので、自分の頭の中の抽象的なイメージを映像として具体化できているんです!
主演はナオミ・ワッツとローラ・ハリング!二人ともマルホランドの世界観に見事に溶け込んでいます!そしてナオミ・ワッツはこの映画でやっとブレイクできた遅咲きの女優。
作品を引き立てるのはアンジェロ・バダラメンティの音楽。この人の音楽があるからシーンが盛り上がるというほど、リンチ作品には欠かせない存在。ちなみにマルホランド・ドライブには”コーヒーを吐くマフィア役”でちゃっかり出演までしています。
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アンジェロさんとリンチ監督とはもはや相棒という感じで、二人で実験的なジャズアルバムを作ったり、舞台を公演したりしているそうです。仲良しかっ!!
マルホランドドライブあらすじと予告動画
まずはネタバレなしのあらすじを紹介します。
マルホランド・ドライブを移動中の美しい女性(ローラ・ハリング)。運転手はリムジンを脇に止め、後部座席の女性に銃を向ける!その直後、別の車がハイスピードでリムジンに突っ込んで大事故に。女性は事故の衝撃で記憶を失い、とある家に逃げ込む。
ベディ(ナオミ・ワッツ)は女優を志し、憧れのL.A.に出てくる。
滞在予定の叔母の家に入ると、見知らぬ女性がシャワーを浴びていた。リタと名乗るその女性を、家を空けている叔母の友人と勘違いしたベティ。記憶喪失のリタの身元を調べる手助けをする。
リタのカバンには札束と”青い鍵”が。謎だらけのリタにベティは惹かれ始め、、、
マルホランドドライブの見どころは!?
メビウスの輪の裏側は?
メビウスの輪の裏側はどうなっているのか?
そんな抽象的で哲学的な疑問に答えている作品だといえます。理論的にはメイビスの輪に表も裏もないはずですが、もしあったなら?!マルホランド・ドライブはそれについて答えを出してくれた作品です!
複雑なストーリーの意味を解いていく楽しさ
どのシーンが何を表しているか?目を離せる時間は一時もない!最後までワクワク謎解きができる!
映像が芸術的!
どのシーンも構図が凄くいい!色合いも綺麗!絵画として観ていられる映画です。
ブルー色がストーリーや映像面での軸にもなっており、そこも楽しめます。
アイデアや世界観が独特!
この映画はアイデアもさることながら、そこから発展させた”メビウスの輪”と言われている映画の構造にも特徴があります!
そして、世界観や映像のオリジナリティーはDEEP!とっても深い!
ブルーが印象的な色使い、音楽、強烈なシーンなどが魅力!
何度観ても面白い!
マルホランド・ドライブ最大の良さは”何度観ても面白い”ところです。
複雑なストーリーを紐解いていくという点に加え、そもそも映像を眺めているだけで楽しい!
僕もそうでしたが、一緒に観た人や、この映画をすでに観ている人と、解釈の違いや謎解きを存分に議論することができ、とても楽しかったです。
みんなで意見交換できる!というところが、単なるエンターテイメントの枠を超え、芸術作品と呼ぶに相応しい部分なんです。
マルホランド・ドライブは観るべき!?
個人的には超絶オススメ!!!
しかし、マルホランド・ドライブは万人ウケする映画とは言い難いです。
「普通のサスペンスは見尽くした!」「芸術的な映画を観てみたい!」そういった方にはオススメですが、
「何も考えずに楽しみたい!」「考えながら映画を観るのはストレス!」(こういう楽しみ方も、もちろんアリなので悪い意味ではないです)
そういう方には向いてない映画だと思います。
でもまあ、何度も言いますが、個人的にはオールタイムベスト5に入る大好きな作品です。
マルホランド・ドライブの考察もかなり詳しくやって観たので、映画をすでに観た人は、ぜひ読んでください!