本日2019年3月29日公開の『大脱出2』を観てきました!
今作はシュワちゃんが出ていた前作よりも話題にこそならなかったものの、期待していたよりも全然面白かったです。アクションシーンがすごく見応えがあり、スクリーンで観てよかったです。
ただ、スタローンの出番が少なかったり、ストーリーに粗があるなどマイナスポイントも多い!
個々のシーンは良かったので、あとは編集をしっかりすれば前作に並ぶ完成度が高いアクションムービーに成り得た筈なのに!!でもまあ、何も考えずにアクションだけを楽しむつもりで観るといいです。
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本ページの情報は2019年11月時点のものです。
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※ネタバレ有り
大脱出2のキャストや製作陣
制作陣や基本情報を押さえておきましょう!
監督
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キャスト
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公開年
製作国 |
興行収入(円) | 受賞歴 |
スティーヴン・C・ミラー | シルヴェスター・スタローン デイヴ・バウティスタ ホアン・シャオミン |
2018
アメリカ |
18億円 (現在アメリカのみ) |
– |
脚本 | 撮影
編集 |
音楽 | 主題歌
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マイルズ・チャップマン | ブランドン・コックス ヴァンサン・タベロン |
– | – |
ぶっちゃけキャストはスタローン以外はパッとしません(笑)。
デローサ役のデイヴ・バウティスタは、ガーディアンズオブギャラクシーでドラックスを演じている俳優です。
前作や続編は?
前作は大脱出1で、アーノルド・シュワルツネッガーが参戦して話題になりました。そして続編『大脱出3』の製作も決定!
大脱出2のあらすじと予告動画
海上を移動する大要塞刑務所”墓場”を攻略してから数年。ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)は第一線を退き、警備会社を運営。部下に過激派組織からの人質奪還の任務を任せたが、チームの一人キンブレンがA.I.システムを使い、敵のアジトを爆破させるという作戦に無い蛇足的な行動に出たため、脱出時間が40秒遅れ。。1年後彼らはA.I.要塞ハデスを巡る争いに巻き込まれる。
大脱出2の見どころ
今作は前作と比べて、肉弾戦や接近戦に力を入れたアクションが見どころです!僕みたいにエクスペンダブルズのようなゴリゴリアクションを期待する人はとても楽しめる映画になってます!アクションシーンは洗練されて観やすいです。
特にシューを演じるホアン・シャオミンのカンフーアクションがすごい!彼はカンフー映画の金字塔『イップマン 葉問』でウォン役で好演を見せており、実力は折り紙つき!
全体的に接近戦は臨場感を出すためにカメラを動かす撮り方です。カメラを揺らす演出でありながら、どういった攻防が起こっているか?どういったアクションになっているか?というのもしっかり分かるようになってます!
大脱出2が81点評価の理由
映画の各要素(10点満点中)
ストーリー | キャスト(ハマり役) | テンポ | 演技・シーン |
7 | 8 | 8 | 9 |
セリフ | 映像の見やすさ(構図など) | 音楽・音響 | 印象度(記憶に残る) |
8 | 9 | 8 | 8 |
序盤・中盤・ラスト(5点満点)
序盤 | 中盤 | ラスト・結末 | 話の筋が通っているか? |
5 | 4 | 4 | 3 |
大脱出2は何点!?観るべき?
各要素と、序盤・中盤・ラストの合計を100点満点とし計算しています。
大脱出2の点数は。。。
81点 Aランク ☆4.1
大脱出2はアクション好きであれば楽しめる映画です。しかし、決して緻密なストーリーとは言えないので、エクスペンダブルズなどのアクション映画を頭空っぽにして楽しめる人以外にはおすすめできません(笑)
※以後ネタバレになるので、まだこの映画を観てない人は絶対に次の項目には行かないでください!
大脱出2のあらすじ・結末 ネタバレ
ブレスリンの警備会社のメンバー=キンブレンの身勝手な追加作戦により脱出が遅れ、救出できた筈だった人質女性は銃弾を受け死んでしまう。
ブレスリンはキンブレンに「お前は仲間よりコンピューターを優先した!」と言い問答無用で解雇。キンブレンは同じく救出メンバーだったカンフーの達人シュー(ホアン・シャオミン)に別れを告げるが、身勝手な行動に怒っていたシューはそれを無視。
1年後シューはIT技術のプロフェッショナルで義兄弟のユシュンの警備でタイのバンコクにいたが、2人は仮面を被った謎の男たちに不意打ちをくらいさらわれる。
シューが目覚めた先は通称”ハデス”と呼ばれる要塞刑務所であった。ハデスはA.I.システム”ガリレオ”によって完全にコンピューター制御されており、日々他の囚人と素手でファイトさせられ、負けると食事が出ない不当な扱いとなる”動物園”という制度を取り入れていた。その上、身勝手な行動をとると電流が流れる。そしてハデスには1年前チームを解雇されたキンブレンも収監されていた。シューは動物園の”園長”と名乗る人物に、ユシュンが衛星管理システムについて喋るよう言えと脅されるが断り、ユシュンは毎晩電撃で拷問を受けることになる。
一方、ブレスリンは消えたシューはハデスに収監されているという情報を手に入れる。足掛かりとして、ラスコという会社から”ズズメ”と呼ばれる講座に多額の送金があることを突き止め、昔の相棒デローサ(デイヴ・ハウティスタ)を引き込み、レオンと呼ばれる裏刑務所事情に詳しい人物に話を聞こうとするが、武装集団に襲われる。
武装集団を全員撃ち殺したブレスリンとデローサだったが、レオンは殺されていた。
シューはキンブレンと協力し、刑務所でわざと騒動を起こし医務室へ行ったり、囚人兼料理人に近づいてハデスの構造を掴もうとするが、ハデスはA.I.”ガリレオ”によって部屋の場所さえ常に移動するという狂気のシステムを採用しており、構造だけではなくハデスのシステム自体も解析しなければならないことに気がつく。
ブレスリンのチームメンバールークも敵に捕まり、刑務所で合流。
シューはハデスのコンピューターシステムをハッキングしたことがあるというネオナチスの3人組に協力を依頼。脱獄への道を一歩ずつ進むシューだったが、実はハデスはキンブレンが設計した刑務所であり、囚人になりすましたキンブレンは、システムハッキング情報の漏洩をネオナチスの3人組から聞き出せなかったためシューを利用していたとわかる。刑務所内でのシューやユシュンの扱いはますます酷くなり絶望するシュー。
デローサの調査により、”スズメ”と呼ばれる講座がキンブレンのものであると知ったブレスリン。しかし、ハデス運営側の武装集団が会社を襲撃し、ブレスリンもハデスに収監される。ブレスリンは歯に通信機を仕込んでおり、刑務所外にいるチームメンバーでハッキングのプロ=ハッシュ(カーティス・50セント・ジャクソン)にハデスのシステムにどうにか解析するよう依頼。しかし、外側からのハッキングによるA.I.制御が難しかったため、ブレスリンは”動物園”での集団暴行に耐えながらシューやユシュンを励まし、シューの働きかけで集まっていた仲間と共にどうにか手に入れた備品で電波発信設備を構築。
監視モニター越しにキンブレンを挑発するブレスリン達。ハッシュは電波発信設備を利用してA.I.のシステム”ガリレオ”を一時的にダウンさせ、ブレスリンらはシューの頭に描いていた脱出経路を武装監視員を倒しながら進む。しかしキンブレンは”ガリレオ”を復旧。出口が塞がれないように、ネオナチスの2名は医務室のコンピューターから”ガリレオ”を妨害。さらにハデスの場所を特定したデローサがトラックで入り口から突っ込み、刑務所内のシステムを機関銃で破壊。監視部屋まで辿りついたブレスリンは「このハデスの唯一の弱点はお前だ!」とキンブレムを小馬鹿にし、2人は”動物園”まで降りて殴り合う。ブレスリンが首を折りキンブレンは絶命。刑務所ハデスのシステムは壊滅。ハデスはブレスリンの警備会社があるアトランタにあることもわかった。かつて”墓場”という要塞を作り、キンブレムらを操った黒幕に画面越しに宣戦布告するブレスリンで幕閉じ。
大脱出2好きなシーン時系列
暴行されるブレスリンに涙を浮かべるキンブレン
キンブレンは”動物園”で他の囚人らに暴行されるブレスリンを見て目に涙を浮かべる場面が印象的でした。きっと憧れのブレスリンにいつまでも認められなかったフラストレーションからハデスを作って悪事を働くようになってしまったのでしょう!
キンブレンの首をへし折るブレスリン
ブレスリンはハデスを作り上げたキンブレンに「GOOD JOB(よくやった)」と認めながらも、対決では容赦なく首をへし折りました。プロフェッショナルの落とし前のつけ方がカッコイイ!
大脱出2のダメな点
スタローンの出番が少ない!!
本作はブレスリン役のスタローンよりもむしろシュー役のホアン・シャオミンの出番が多かったです。カンフーマスターである彼が刑務所内で繰り広げるアクションは素晴らしく、結果的に楽しめたのですが、小学生の頃からスタローンファンである僕は、スライをもっと出せ!!!!
と心で叫びましたスタローンの出番が多ければさらに楽しめたのに!ちなみに、デローサ役のデイヴ・バウティスタの出番もスタローンに輪をかけて少ないです。というか彼じゃなくても良かっただろっていうほぼお助けマン的な役どころ。
行儀のいいハデス運営側
ハデスの運営側はブレスリンの警備会社に侵入したとき、ハッシュや他の女性スタッフ、その他システムなど全く触れずにブレスリンだけ連行したのですが、ちょっとお行儀が良すぎる誘拐集団だなあと感じました。
刑務所”ハデス”の脱獄方法がシンプル
最先端A.I.刑務所ハデスの脱獄方法ですが、内部でなんとか電波発信設備を作りそれを元にA.I.システムをハッキングしてダウンさせ脱出開始、ハデスの場所も特定し外側からも突入という極めてシンプルなものでした。完璧なA.I.統制を破るためにはA.I.のシステムごとダウンさせるしかないかもしれないですが。まあ、大脱出2は頭を使った脱獄ゲームに見せかけてバリバリのアクション映画なので細かいことは気にしない方がいいかもですね。
大脱出2裏話 酷評されている理由
中国資本がハリウッドを席巻してますね〜。スタローンの出番が少なく、シュー役ホアン・シャオミンのカンフーアクションが非常に多い。莫大な制作費の多くを中国側が負担していること、近年中華圏でも多くの動員が見込めることなどがあり、ファイナルカット(映画に使うシーンを決め編集する)の権利も中国側にあったのかなと感じます。
大脱出2が酷評されている理由は、スタローンファンがスタローンでお腹いっぱいにならなかった事と、刑務所の脱獄において、外部からの助けが大きかったからだと思います。
大脱出2解説感想まとめ
酷評も多い大脱出2ですが、純粋にアクションを楽しむという目で見たからか僕は結構楽しめました。
スタローンの映画として観ると物足りないが、アクション映画としては楽しい本作!アクションやカンフー映画が好きな人はぜひ観てみましょう!アクションシーンが見どころの大脱出2は大迫力の映画館で観るのがおすすめです!
エクスペンダブルズ4やランボー5などでまだまだバリバリアクションを見せてくれそうなスライ!
本作やスタローン映画についてのコメントもお待ちしています!