フィル・フェレルが出演している映画は、ときどき無性にみたくなる。
映画自体もまあ面白いのだが(ときどきぶっ飛び過ぎいて理解できないこともw)、彼の主演作品をいくつか観ているうちに、彼が演じる強烈過ぎるキャラクターが癖になってしまうのだ!
今回はNetflixで観た「タラデガ・ナイト オーバルの狼」というレーサー・コメディ映画の率直な感想やアホ過ぎるポイントを紹介するので、楽しんでくれたら幸い。
タラデガ・ナイトのあらすじが狂っている
180キロで走る車の中で生まれた主人公のリッキー(ウィル・フェレル)は、人気カーレースNASCARで、レース中にサンドイッチを食うアホドライバーの穴を埋めるため整備チームからレースに参加。一躍トップレーサーの座を掴んだ。
親友のカル(ジョン・C・ライリー)とタッグを組んで名実共にNo.1の座を謳歌するが、調子に乗っていたところゲイのフランス人レーサー、ジャン(サシャ・バロン・コーエン)に腕をへし折られてしまう。
リッキーはジャンとの勝負に敗北しレース中に大クラッシュ。車に乗ると恐怖からパンツ姿で走り出すようになってしまった。しかもリッキーはトラウマによる思い込みで半身不随に。車椅子生活を受け入れ高級車椅子を購入したが、ナイフを持ち自分で脚を刺した痛みで再び歩けるように。
妻が親友のカルに寝取られたため、口の悪い二人の息子と母親の元で暮らし、ピザ屋でバイトを始めるが、運転のトラウマにより警察官を撥ね免許没収!バスでピザを配達する羽目に。
見かねたリッキーのアル中親父が登場し、トラウマを克服するためにジャガーを助手席に乗せ恐怖を克服しながら運転する特訓や、コカイン密輸容疑者として追われ逃走するうちに立ち直る。
かつてのスタッフであるスーザン(エイミー・アダムス)とレストランでバッタリ遭遇→イキナリ愛し合い、リッキーはカムバックを誓う!
タラデガの大レースに出場したリッキーは、再びカルとタッグを組むが、カル含め後続車は全てクラッシュ。ジャンとの一騎打ちになったが両車までもクラッシュし、二人は走ってゴールへ向かう。
リッキーが僅かに早くゴールにタッチし、友情を讃え合いディープキスする二人。車から降りたのでもちろん失格だが、親友のカルが繰り上がりで優勝し、友情も取り戻した。
父親も合流して家族全員でいつものファミレスを荒らしにいくリッキー!END
あらすじを見てわかる通り、全ておいて狂っているのが分かるだろう。
ウィル・フェレルの映画は大体こんな感じだが、文字にするとヤバさ加減が際立つなぁ、、
アホ過ぎ設定
トラウマの症状が”イタ過ぎ”
リッキーはトラウマは、車に乗るとヘルメット着用のまま服を脱ぎ、パンツ姿で走り回るというイタ過ぎる症状。
それだけにとどまらず、自分で勝手に半身不随だと思い込む。究極のアホである!
トラウマの症状まではちゃめちゃ過ぎるリッキーだが、情けなさ過ぎる表情が癖になる。
バスでピザを宅配するリッキー
ピザの配達のバイトを始めるが、運転が上手くいかず警官を撥ねて免許停止になったため、路線バスでピザを宅配するリッキー。
アホ過ぎる。コスパ悪過ぎる。それでも雇う店側もどうかと思うが、馬鹿さ加減もここまでくると逆に痛快!
路線バスでピザを配達するなんて常人の発想では無理だろう!
監督のアダム・マッケイや、脚本にも携わっているウィル・フェレルによる、この辺の細かい設定はさすがという他ない。
ライバルはゲイのフランス人
リッキーのライバルとなるのはフランスから来た”ゲイレーサー”ジャン・ジラール。
フランス人である必要もないが、ゲイである必要はもっとない。設定からしてふざけまくり。
ライバルまでキャラが濃ゆ過ぎる。
ジャン役はサシャ・バロン・コーエンというイギリスのコメディ系俳優で、彼が演じるアクが強い外国人に定評がある。
なぜか感動してしまう不思議
ライバルレイサー=ジャン・ジラールとラストの一騎討ちとなる展開で、競合い過ぎた二人はクラッシュする。クラッシュが長過ぎて途中でCMが入る。
車両からなんとか抜け出す二人。友情が生まれて抱き合うかと思われたが、なんと二人はゴールに向かって走り出す。まさかの徒競走開始!
すごくバカバカしいシーンなのだが、なぜか感動してしまう。
こんなバカなシーンで感動するなんて、後で冷静に考えるとなんだか恥ずかしいが、感動してしまうのだ。
タラデガ・ナイトが観れるのは
タラデガ・ナイトが観られる動画配信サービスは、Netflixとamazonプライム。
ぜひこれを機会に騙されたと思って観てみよう!
騙された!となるか?心からバカになって楽しめるかはあなた次第だ!
タラデガ・ナイト感想のまとめ
ウィル・フェレルのタラデガ・ナイトを観ると、すごくバカな事で笑ったり感動したりできる。人間はみんなバカだと教えられているようで面白い!
そしていつの間にか小さな悩みを忘れられたりする。ウィル・フェレルが創り出すおバカな悲劇を笑い飛ばしているからかもしれない。
ストレスが溜まっている社会人は、彼の映画を観て、自分が本来どれだけアホな人間か思い出してみよう。いろんな意味で社会で羽ばたける存在になれるかもしれない!