MEG ザ・モンスターの感想!ハゲVS巨大ザメ&中国合作という超B級作品!ジェイソン・ステイサムが強すぎ!

meg サメ映画

NetflixでMEG ザ・モンスターが上がっていたので観てみた。

ハゲVSサメがどういう風に戦うのか楽しみにしていたが、結局ステイサムが普通に筋肉で戦っていて笑えた。

作品上主人公の名前はテイラーなんだけど、めんどいのでステイサムと呼ぶことにする。

注)ハゲは蔑称ではありません。

救助者の目つきじゃない!

jason statham

ジェイソン・ステイサム演じるテイラーは、主人公の海難事故救助者なのだが、目つきがまったく救助者のそれではない。

どちらかというと、ギンギンの獣である。筋肉はムキムキである。胸筋が動き、触れるものはすべてエサだと語る。

助ける側でなく、明らかに襲う側の素質丸出しだ。

食物連鎖的にも、人間側ではなくサメサイドにいる方が、いくぶん自然であろう。

そんな彼が救助者であるという違和感が、ある意味心地よいレベルにまで昇華された。それがこのMEGという映画なのである!!

巨大ザメを全く恐れないハゲ

普通サメパニック映画では、主人公も怯えてみせることで、視聴者の共感を得られるような作りになっている。

しかし、ジェイソン・ステイサムは25mもの巨大ザメを見ても、ビビるそぶりが全然ない。

それどころか「来やがったぜ」みたいな、不良のナワバリ争いみたいなセリフを連発。

目つきはやはりギンギンである。ステイサム先輩ハンパねえ・・・

通常の成人男性なら、海で小さなサメを見かけただけでパニックになりそうなものだが・・・ジェイソン・ステイサムの場合、圧倒量の男性ホルモンがサメを完全に克服してしまっているのだろう。

Am I the only one who thinks this?

何の障害もない恋愛模様

サメ映画と言えど、恋愛要素は必須である。

王道パターンは、サメを倒すため一緒に戦っているうちに、いつしかメンバー同士が恋愛感情に発展するというものだ。

で、サメという共通の敵を倒す前は、お互い馬が合わず喧嘩ばかりしているっていうのが、まあ大体のセオリーなんだけど、MEGの場合は恋愛にまったくこのような障害がない。

序盤で、ステイサムがスーインというヒロインを助け、風呂上がりの筋肉を見せつけたら、ハイそこで試合終了!

スーインはステイサムにメロメロである。

生物学者とか言っている割りには、結局は筋肉の虜である。本能的に自分が生物学的に雌であると自覚させられたのか?

あるいは、ステイサムの男性ホルモンの数値の高さに、生物学的な興味を持ったのかもしれない。

そして、ステイサムは来るものは拒まずみたいな、ムキムキな態度である。そのムキムキなステイサムの恋愛を、なんとヒロインの娘までもが応援する。

序盤からこの恋愛模様は圧巻のひと言。

ステイサムの目つきはやはりギンギンである。筋肉さえあれば、恋愛の細かい駆け引きなどひねり潰せるのだろう。

こんなに恋愛に障害がない映画も珍しい。

ラストは圧巻の筋肉展開

MEGという映画は、ラストもすごい。すごいというかムキムキ。

まず、ステイサムが「三枚におろしてやるぜ!」みたいな勢いで、乗っている小型潜水艇の羽(ハネ)部分で、サメの腹をかっ切っていく。

そして、MEG(メガロドン)も「仕返しや」と、しゃにむに小型潜水艇に噛み付く。

MEGの噛みつきで、小型潜水艇のガラスが割れたところで、ステイサムがそこから飛び出す。
ナイフをMEGの頭に突き立て、離れようとない。そして丁度いい長さのヤリを持ち、大胸筋と上腕二頭筋を使ってサメの目玉から猛プッシュ!サメの頭の奥へ突き刺していく!

「脳にきちゃった・・」とばかりにMEGは一気に弱り、血を嗅ぎつけて集まってきた小さいサメに喰われていく。

食物連鎖の頂点がステイサムだったとわかり、試合終了である。結局映画のテーマはそれである。

まさかのジョーズ越えの興行収入!

MEGという映画の恐ろしいところは、あのスティーヴン・スピルバーグの大傑作!「ジョーズ」の興行収入を抜き去り、サメ映画史上NO.1になってしまったとうことだ。

この筋肉映画でサメ映画の金字塔を抜いちゃっていいの!?という気もするが、MEGはエンタメ性が高く評価されたのだろう。

興行収入は、ジョーズ4億7,065万ドルに対して、MEGはなんと4億7,353万ドル!!

この結果は、“筋肉”と”成功”がいかに強く結びついているか証明したといえるだろう。

これだけ稼げば、ステイサムも安心してプロテインを買い続けることができる!

MEG ザ・モンスターの感想まとめ

なんだかんだ、この映画は従来のサメ映画に一石を投じたと言っていいと思う。

深海にある全く浅瀬と違う特殊な生態系で生きていた、メガロドン25mもの超巨大ザメ!!と戦うという設定もそうだし、何より主人公のジェイソン・ステイサムがサメを全く恐れずに気合いと筋肉で倒してしまう!

通常のサメ映画であれば、登場人物がサメにビクビクするシーンで観客を引き込んでいくのだが、MEGはその点に媚びてないところが新鮮に感じる。

個人的には、MEG・ザ・モンスターはエクスペンダブルズのスピンオフ作品だと思っている(笑)。アクション映画の延長上のようなこのサメ映画を一度みてみてはどうだろうか!?